花鳥風俗　我がエロエロ半生

JR山手線鶯谷駅南口を降り立つと、狭いタクシー乗り場に渦巻く無数の人と車が目に入りました

そこには高級外車が列をつくり
初心者の小生が見ても、一見してソープ従業員だと判断できる蝶ネクタイ姿にパンチ頭の送迎運転手たちが
或る人は運転席で待機し
また或る人は待ち合わせ客をエスコートしてうやうやしく後部座席のドアを開けて乗り込ませています

それら高級外車の間を縫うように、タクシーの群れも負けず劣らず利用客を次から次に乗り込ませては走り去ってゆきます

---

嗚呼　バブル前夜
当時ここと同じような光景が東京中の繁華街で見られた


しかしそれにしても平日昼間から登楼する人数の多さに驚きました
って自分もそうなんですけど
21歳の小生から見て
皆いい歳こいたおっさんに見えますが、皆さんお仕事はどうしたのでしょうか


などとぼんやりしている場合ではありません
お店に電話をしないと送迎に来てもらえない
と
公衆電話に向かうとそこにも長蛇の列が
携帯電話の普及には十数年早い不便な時代でした


電話の後約20分、白のアウディがやってきて痩身の運転手氏が飛び出してきました
そこには上記の如く、今や遅しと送迎車を待ちわびる男たちが群れていて小生にごとき地味な若輩者などは、発見できない模様です

仕方なく、気恥しいながらも大勢のおっさんの前
自分から声をかけ、運転手氏に隠れるようにいしいそとアウディに乗り込みました
ちなみに外車に乗るのも初体験です


「どうもお待たせいたしました。吉原にはよく遊びにこられるのですか？」
と多弁な氏
老けて見られることの多い小生ですが、男性客と接することの多い氏も小生をビギナーだと見抜けなかった様子
適当に相槌を打ちながら車窓を流れ去る入谷の街並みを眺めていました

法定速度ギリギリの運転でアウディはあっというまに吉原の一角に侵入
下町情緒溢れる風景がだしぬけに世界最大級の歓楽街に変わります

そこにはまさに江戸期以来数百年の伝統を誇る男の楽園が...
街路という街路にそびえ立つ各店の壮麗さと偉容に目を見張りました

初めて見る吉原の風景にキョロキョロする小生を嘲笑うかのように、目的地ベルコモンズ正面玄関前に
滑り込むアウディ
記念すべき人生初の登楼です
当初は緊張と戸惑いで萎えていた我が身我がチンも、ことここに至りバトルモード
やってやるぜこの野郎
と
エントランスホールの受付で入浴料を支払い待合室に通されます

１人掛けのソファーが多数置かれた待合室に同士はおらず、おしぼりと麦茶をもらいひとりぽつねんと放置されました
しかし噂には聞いていたけど内装もインテリアもお金かけてますねw


待合室で待つこと約20分
やたらアブラギッシュなマネージャーとおぼしき恰幅の良い年輩の男性が小生の前にひざまずきました
｢朴念様、本日はご来店心より御礼申し上げます。又、御予約いただきましたコンパニオンの予定が急に変更になりましたことを改めてお詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした｣
深々と頭を下げます

なんという慇懃な接客
小生が入社後の研修で教わったビジネスマナーとはレベルが違います

｢こちらがNo.2のＪさんでございます」

差し出されたアルバムにはロングヘアのスリムな美女が...
嗚呼風祭ゆきさんだ
喜びと期待のあまりデジャヴしました
ちなみに当時風祭さんの夢をオカズによく夢精しました

よかった
この泡姫様相手ならば心置きなく筆卸しできる
そしてＪさんの実年齢は28だそうです
年上がよかったと公表したら、マネージャー氏がこっそり教えてくれました
年齢逆詐称てか?

｢大変お待たせいたしました。ご案内です｣
｢お時間まで、どうぞごゆっくりお遊び下さいませ！｣
気恥ずかしいほど威勢のいいボーイ氏達の掛け声に見送られてＪ嬢泡姫様とご対面です


そこには
純白のスーツに身を包ん、髪の長い細身の女性がひざまずき
｢こんにちは、Ｊです。よろしくお願いします｣
深々とお辞儀をしたあと、小生に顔を向けニッコリと微笑みます

この時の感嘆は３０年近く経った今でも鮮明に覚えています

美しい.....こんなに綺麗なひととセックスできるんだ

彼女は立ち上がると
｢お部屋二階になります。おトイレは大丈夫ですか？｣と
オトナのオンナの声で小生を案内してくれます
そして、腕をからめてきました

女性に腕を触られるのは、小学生時代、母親に叱られてお尻を叩かれて以来です
あれは正確には捕まったという表現が正しい
従って女性と腕を組むのも初体験なわけです

Ｊ嬢のぬくもりが伝わり、その吐息を直に感じると急激にテンパってきました

虚勢を張っても所詮21歳童貞
喪男オタリーマンのメッキはたちどころに剥がれ緊張のあまり膝が笑いだしました
顔面の血の気が引き冷や汗が滲み出ます

部屋の手前
消え入るような声で

｢ぼく、童貞なんです。よろしくお願いします」

それだけ言うのがせいっぱいでした



4に続く

吉原ベルコモンズは今も営業継続中の老舗店です

例の新聞記事を見て以来
頭が初登楼で占められてしまい仕事どころではなくなり上司に叱責されてばかりいました

おまえ仕事ナメてるのかよ！
いえナメてませんがチンチンをナメられるのはだいすきですw


いろいろ調べると件の姫様はNo1であり
土日や平日夜は常連さん殺到で予約が困難とのことで、新入社員の分際で有給休暇を取ることにしました

せっかくの初体験は実りあるものにしたいので
２日に１回のズリセンを1週間封印しました

そして予算見積です
この当時ベルコモンズは100分総額4.5Kは入社以来の貯金でなんとか確保できました

続いて電話予約ですが、初電話の時は声が震えたものでした
電話に出た男性従業員の方は、小生がソープ初利用であることを馬鹿正直に伝えると
わかりやすく丁寧に案内してくれて、件の泡姫様の予約もすんなりとれました


待ちに待った登楼当日
朝風呂で身体を清潔にし好物の納豆も我慢してエチケットに気を遣いました
素人相手にも同様の気遣いが出来ればもうちょっとましな人生だったろうに・・・

ここまでまさしく計画通りにことが運びました
順調すぎるくらいです

しかしこのあと小生は、世の中の不可思議さ
そして運命の数奇さをまさに身をもって思い知らされるのでした


JR山手線鶯谷駅到着の1時間前に確認の電話が必要とのことで
途中下車して公衆電話から確電したその時に衝撃の事実を告げられたのです

店「大変申し訳ありませんが●●さん（件の№１泡姫）は急病でお休みさせていただくことになりました」
小生「（しばし絶句）・・・じゃあどうなりますか？」
店「代わりに当店No2のJさんをつけさせいていただきます。Jさんは22歳で非常に評判が高いので自信を持っておすすめ致しますが如何でしょうか？」
と慇懃なボーイ氏



小生「（戸惑いながらも）じゃあJさんでお願いします」

複雑な気分になりました
童貞の自分が1ヶ月前から初体験の相手として夢見るほど期待していた女性との邂逅が
その数時間前にドタキャンされてしまうとは｡｡｡

気持ちもおちんこも萎えました…


しかし先ほどのボーイ氏の言葉も気になります
22歳のJさんか…
同年代に捧げるのも悪くないか

我ながら愚かです
風俗店の年齢詐称営業についての知識が皆無でした

一服して気を取り直すと再び電車に乗り込み一路鶯谷駅を目指したのでした


3に続く

勃起よりも射精のほうを早く経験していました

小六の頃
朝 起床と同時に覚えた下半身の違和感
排尿の爽快感とほまた一味違う感覚のあと
チンチンから漏れだすネバネバした臭い汁


こんなこと親兄弟や先生や友達に相談など出来るわけもなく
ひたすらやみつきにズリセン三昧の日々です

現代の青少年諸君ならば、高度に情報化された各種ツールで春の目覚め以前に知識を得てしまうでしょうが
悲しいかな昭和50年代です
図書館の子供向け医学マンガぐらいしか情報がありません


ただし、家庭用ビデオデッキの普及前
まだ18禁規制が法的に曖昧なこともあり
大人用の雑誌やらマンガやらが、やたらそこら中にあって
子供でも気軽に見ることができました

小生にしても、生意気にも
白昼堂々書店の川上宗薫や宇野こういちろうらの官能小説を
文字通り立ち読みするは
友達のお兄ちゃん秘蔵のカニバケツと云うエロマンガを無断借用しては
ずりせんのオカズにしていました



現代と違い具体的な画像やら動画やらをめったなことでは目にする機会か無かったからこそ
イマジネーション(即ち猥想）を際限無く膨らませ、ついでにチンチンも膨らませまくる割りには
現代で云うところの喪男キモオタとして異性に縁のない十代を過ごした結果
成人後約30年近く渡り、エロ主体思想に基づく支離滅裂な挙動を連発した

かようにに振り返る次第であります

続きを読む

ピン●レディーをオカズにヌイたことがあります

まずUFO空飛ぶ円盤の歌の衣装にそそられました
今でも街中であの手のド派手なボディコン系ファッション（と決め付けていいものか否か・・・）
を見かけるとついつい目で追ってしまいます

そして、ワキフェチである小生の原点というべきか
お二人が両腕を水平に伸ばした瞬間あらわになる両美ワキに
異常に興奮したのを覚えています

当時TVに、女性のワキをむきだしにするような場面があまりなかったからかもしれません
だから今でも風俗に行くと本能のまま
ツルワキだろうがジョリワキだろうがぺろぺろ舐め回しては悦に入っていますw


夕食時にTVでよく流れていて
食事中であるのにもかかわらず家族には「トイレ」と偽り
秒殺でコキました



30年後の平成24年に
偶然未●さん本人を接客する機会に恵まれるとは夢にも思わなんだわ

21歳まで童貞でした


昭和60年秋
新社会人になって半年

童貞卒業の機会など微塵も見えず
ひたすら慣れない仕事を覚える事に夢中だった小生
ある日のこと某スポーツ紙アダルト面掲載のソープ情報に
ことのほか興味を持ちました

その記事とは
吉原高級ソープベルコモンズの大ベテラン某姫（源氏名失念 公称35歳)
の特集なのでありました
吉原で有名なテクニシャンであると記事にはあります

以前から、ソープで筆下ろしする機会があったら
にっかつロマンポルノ往年の名女優風祭ゆきさんのような
お姉様タイプのベテラン泡姫に導かれるシュチエーションに憧れていて
よくズリセンのオカズにしていました



よし
この泡姫に会いに行こう！

あまりにも安直な決断でした


２に続く

忘れもしない中学1年生、数学の授業中だったと記憶しています

授業そっちのけで、小学生の頃からの悪癖であるチンチンいじりに集中していた小生はいつもと異なる感覚、身体の異変に気付いたのです

チンチンが硬く腫れている!

これが級友や先輩たちがよく言っている男性器の勃起なる現象!

自分の身体の変化に、大いに戸惑った事を鮮明に覚えています


しかし数学の先生は無慈悲にも、ニヤニヤしながら小生を指し答を求めたのでした。

職業柄この手のことは慣れっこ
すべてお見通しだったのですね